ビジネスの世界では日々、様々な課題に直面し、それらを効率的かつ効果的に解決することが求められます。従来からPDCAサイクルが問題解決の基本フレームワークとして広く採用されてきましたが、単にこのサイクルを回すだけでは、具体的な行動に落とし込むことに課題があると感じている方も多いでしょう。そこで、本動画では、ゴールを明確に設定し、より具体的なアクションプランに落とし込むことを可能にする「GPDCAモデル」と、そのプロセスを体系的に進めるための「問題解決思考9ステップ」について詳しく解説していきます。この新たなフレームワークを通じて、皆様のビジネスの課題解決能力が一層高まることを期待しています。
宮田純 この動画では問題解決思考9ステップその全体像について解説をさせていただきます。
皆様が日々の営業活動あるいは何かしらの課題を解決しようと思った時にPDCAを回そうということはよくやられていらっしゃるんじゃないかと思います。私どもはこのPDCAについてですね、ゴールありきのPDCAという考え方のもと、GPDCAというものに基づいて活動しているのですが、そのGPDCAを回そうと思った時に、早く回そう、どんどん進めようということではなかなか具体的な行動に落とせないことがございます。
そのGPDCAを具体的にどのように進めるべきか、それを示したのが問題解決思考9ステップという考え方でございます。GPDCAを行動に落とすと、このようになります。
ゴール設定と取り組みテーマの決定
まず初めにGのところ、ゴールを設定するところですが、これがですね、1番の取り組みテーマを決定というところに当たるわけでございます。さらにこの取り組みテーマを決定するにあたり、丸1、丸2、丸3という具体的な行動に落とし込んでいます。このようにステップごとにどうするべきなのか、どんな行動をすべきなのかということがプロセス化されているのが特徴となっております。
1番に続いて2番が問題の明確化、3番が現状分析、4番が目標の設定、設定した目標に基づいて5番でその位を分析し、6番で分析した位をもとに対策を立案するということがございます。ここまでがP(プラン)にあたるところでございます。さらに6番で立てたプランに基づいてですね、7番で対策を実践して、実践したものについて8番で振り返り検証をしてですね、9番で検証に基づいた標準化を進めると、このような流れでGPDCAを回していくということでございます。
GPDCAのアプローチ
漠然とPDCAを回そうではなく、GPDCAという考え方のもとで、ご自分たちがどのようにマネジメントを進めるのかということを行動として落とし込む、これが実践し成果を上げる大きなポイントとなるわけでございます。セルフマネジメントをする時もそうですし、組織として何かに取り組もうという時も同じでございます。是非このような具体的な行動に落とし込める問題解決思考9ステップを活用いただいて、皆様ご自身が1つ1つの問題を解決できるように具体的に進めていただければと思います。
経歴:
初期キャリア:
- 大学卒業後、新卒で人材サービス会社に入社(営業職)
- 25歳で営業リーダーに就任
- 30歳でBPO事業を立ち上げ
- 営業、業務設計、人員採用、業務マネジメント、プロジェクト管理などを担当
- 3年間で110名の事業本部を形成
医療人材サービス会社でのキャリア:
- 医療に特化した人材サービス会社に転職
- 営業部門の事業部長として72名をマネジメント
- 業績向上に貢献し、マザーズ上場を実現
- 遠隔診療事業と看護・介護派遣事業を立ち上げ、それぞれ1年で正式な事業部に
ソフトブレーン・サービスでの現職:
- 上記経験を活かし、ソフトブレーン・サービスに入社
- 現在に至るまでの営業、営業部門マネジメント歴:24年
ライフワーク:
- 少年野球のコーチ
- スポーツ観戦